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家づくりコラム

第1集:星井家の、私たちも家がほしい!

第3話:夢を見るか、現実を見るか

〜 実りある見学のために、なにを見ればいいの!!? 〜

ついに新幹線がやってきた函館。あちこちに歴史ある建物が残る函館。
新しいものと古いものが交わる、このまちに、迷える家族が暮らしている。

青島所長
青島所長:

おや、星井さん一家ですね。なにやらご機嫌そうだけど...?

あっ! 青島所長さーーーーーん、聞いて聞いて、すごいんだよ、ぼくの部屋。はしごを登っていくと、秘密基地みたいでね、天井に窓があってね!!! すっごくかっこいいんだから!

青島所長
青島所長:

ほおお、すごいね、ロフトかな。こんにちは、翔太くん。

健太
健太:

青島所長、自分の家っていいですね。ああ、あの書斎...

香織
香織:

ほんとうに。アイランドキッチン、あの吹き抜けのダイニング...ああ...

青島所長
青島所長:

さては、住宅展示場の見学ですね?

健太・香織・翔太
健太・香織・翔太:

はい! マイホーム、ブラボー!!!!!
では、ごきげんよう〜〜〜♪

青島所長
青島所長:

はい、また!
...かなり浮かれていますね。ギャップにショックを受けなければいいですねえ......

青島所長
青島所長:

ようこそ、「おうちラボ」へ! ん!!!?

健太・香織・翔太
健太・香織・翔太:

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

翔太
翔太:

パパの嘘つき、ママの嘘つき!!!!!

健太
健太:

先週、モデルハウスを見学して、とてもすばらしかったので、プラン(間取り)を出してもらったんです...(遠い目)

香織
香織:

全然、まったく、まるっきり、まるで、違うんですよ!!!
私たちが見たものと別モノでした...(涙目)

青島所長
青島所長:

それはそれは...お気の毒でした。
実は、よく聞く話ですね。見学したのは総合展示場のモデルハウスではないですか?

健太
健太:

そうです、そうです。

青島所長
青島所長:

あれはね、特別なんですよ。
ハウスメーカーが、自社の技術やセンスの粋を集めて、金に糸目をつけぬフル装備で建てた家ですから。
それはそれは立派です。ほれぼれするほど見事です。
訪問者を魅せるための見せる家ですね。
でも、夢を見ることはできても、現実的ではありません。
あまり参考にならないと思いますよ。

香織
香織:

え......(絶句)。私たちが見たものは、夢......。

健太
健太:

家を建てるのは夢ですが、夢で終わらせずに現実にしたいから、見学会に行ってみたのに、夢を見ていたとは......。

香織
香織:

私たちはどうしたらいいのでしょう!!!

青島所長
青島所長:

オープンハウスに行ってみるのはいかがでしょうね。

健太・香織
健太・香織 :

オープンハウス??

青島所長
青島所長:

はい。オープンハウスは、暮らすための家を見せるものです。
家が完成したときに、そのオーナーの許可を得て、一定期間、見学会のために解放します。あるいは、ハウスメーカーが建てた家の展示即売会というパターンもありますね。
いずれにしても住むことが前提なので、より現実的です。

健太
健太:

夢を見ずに現実を見る...。いいですね!

香織
香織:

もう夢はこりごりだわ。

青島所長
青島所長:

いやいやいや、夢を見るのは悪くないですよ。
住宅展示場に立ち並ぶ家は、究極の理想だと思って見れば、問題ありません。その設備はどうしても必要なものなのか、自分たちの予算でまかなえるものなのか...など、現実と照らし合わせながら見学できれば、いいと思いますよ。

香織
香織:

でもねえ、必要がなくても見るとほしくなりますよね。

青島所長
青島所長:

なるほど。それでしたら、身の丈に合ったオープンハウスの見学をおすすめします。

青島所長のワンポイント講座

家づくりのための見学会には、大きくわけて2つある。
題して「夢を見るか、現実を見るか」。

①大きな予算を使ってフル装備で建てられたモデルハウスの見学
②これから実際に暮らす人の家を見学するオープンハウス

①は夢を見せてくれるが、②は現実を見せてくれる。
その違いを念頭に置きながら、見学会に参加すること。

家づくり無料相談会