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注文住宅の費用2018年4月26日

注文住宅の費用と密接に関係する坪単価の意味

注文住宅を検討していくと、複数の工務店やハウスメーカーの話を聞きたくなるもの。複数のメーカーの話を聞いて覚えているのは金額や広さ(大きさ)ではないでしょうか。ここのメーカーが売りにしていることよりも記憶に残りやすいのではないかと思います。

複数のメーカーを見学していると「坪単価」というキーワードに出会います。「坪単価」とは、建物価格の目安を知るために用いられる考え方です。

住宅を検討していく中で必ず使われる言葉ですので、ここでは坪単価という考え方をよく理解し惑わされることがないように準備をしてください。

そもそも坪単価とは

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「坪単価」とは、家を建てる時の費用の目安となる金額を算出する根拠となるもので、1坪当たりの建築費のことをいいます。建物の本体価格を延床面積(坪)で割った数値のことで、1坪当たり約3.3㎡で算出します。

坪単価が60万円のハウスメーカーがあったとして、見学したモデルハウスが32坪だったとすると、その家は【60万円✕32坪=1,920万円】ということになります。

32坪で2,150万円の家の坪単価はいくらになるでしょう。【2,150万円÷32坪=坪単価67万円】ということになります。

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ただし、この「坪単価」には落とし穴があるので注意してください。たくさんのハウスメーカーを回られた方であれば経験しているかもしれませんが、ハウスメーカー・工務店毎にこの「坪単価」の金額が違うだけではなく、「考え方」も違うのです。

「坪単価」の算出方法に決まり(定義)はないのです。なので、ハウスメーカーや工務店毎に本体価格としている金額に含んでいる項目が違います。2,400万円の家だとしても、A工務店では照明器具やカーテンも含んでいる金額。B工務店では、家は建つけどまだそのままでは住めない状態の金額。というような感じで、建物本体価格に何を含むのかで大きく変わります。

上記の例の場合だと、A工務店の家は2,400万円ですが、B工務店はそのままでは住むことはできないので、照明やカーテン・エアコンなど住める状態に自分で準備をして、200万円が住宅ローン以外に発生してしまい、結果として2,600万円かかってしまうということになります。

「坪単価」の算出方法が異なるため、一概に坪単価が高いから高額な家、坪単価が低いから安価な家ということではないということを覚えておいてください。

坪単価を見る際の注意点

次に「坪単価」を見る際の注意点を3点挙げていきます。

①家が小さくなれば坪単価は割高になる。家が大きくなるほど坪単価は安くなる。

32坪で2,150万円の2階建ての戸建て住宅の場合、坪単価はおおよそ67万円です。40坪で2,400万円だった場合どうでしょうか。坪単価はおおよそ60万円になります。

32坪で2,150万円の2階建ての家を16坪にした場合、建物価格が半分の1,075万円になるかといったらそうではありません。建物を小さくしてもキッチンやユニットバス・トイレ・洗面化粧台・玄関ドアなどは使います。必ず使う設備の建築資材の費用は変わらないので、坪単価に占める金額へ影響を与えます。

しかし、建物以外の部分へ目を向けると一概にはなんともいえませんので、トータルで考えることをおすすめします。注文住宅を建てる際にかかる総費用の内訳こちらの記事に建物の総費用のことが書いてあります。

②延床面積と施工床面積の違いで坪単価が変わる。

「坪単価」を算出する際に「延床面積」で試算するとお伝えしてきましたが、「施工床面積」で算出するハウスメーカーもあるので注意が必要です。

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「延床面積」には、ベランダ・小屋裏収納・地下室・玄関ポーチなどは含まれません。しかし「施工床面積」には含まれます。よって、延床面積よりも施工床面積の方が同じ家でも広くなります。その結果、「施工床面積」で算出したほうが坪単価を安く見せることができるのです。

なので、モデルハウスなどで営業担当者のスタッフに「この家の坪単価を教えてください」と質問をしても100点の正解の答えは返ってこないと思いますし、しっかりと坪単価の考え方や違いを伝えてくれる営業担当者の方がいると安心しますね。

③本体価格に含まれる費用の項目と坪単価

「注文住宅を建てる上で費用の実例をご紹介」という記事でもご紹介しましたが、本体価格に含まれる金額と全体(土地も含む)の費用を知っておかなければいけません。

「坪単価」は仕様によっても変動します。例えば32坪2,150万円の家の仕様を変更して、太陽光を装備すると約200〜300万円の費用が追加されます。その他細々と仕様のグレードを上げていくと、建物の大きさは一緒なのに、建物の金額はどんどん高くなってしまいます。

追加費用300万円で太陽光を装備したとすると、【2,450万÷32坪=約76万円/坪】大きさが変化ないのに建物の価格があがっているので、坪単価は自然と上がっていきます。

ただ、坪単価というキーワード自体は住宅を購入する前までに使うことが多く、住宅を購入した人で後に坪単価を気にしている人というのは聞いたことが無いですね。

最近は、坪単価で意図的に金額の話題になりそうな場合は、「お客様により仕様も大きさも変わってくるので申し上げられません。」という営業担当者が増えてきているのではないかと思います。お客様が不安に少しでも思うことをしないという当たり前のことですが、知っておいて間違いはありません。

■都道府県別の平均坪単価

  平均床面積/棟 平均坪数/棟 平均坪単価/棟
北海道 123.98 37.57 60.61
青森 127.08 38.51 55.31
岩手 121.26 36.75 60.81
宮城 126.23 38.25 61.88
秋田 122.73 37.19 56.93
山形 127.83 38.74 58.68
福島 127.70 38.70 64.01
茨城 119.52 36.22 60.40
栃木 121.30 36.76 60.58
群馬 120.71 36.58 61.32
埼玉 117.99 35.75 62.40
千葉 117.91 35.73 65.00
東京都 116.78 35.39 71.18
神奈川 116.09 35.18 70.17
新潟 125.01 37.88 60.02
富山 133.00 40.30 60.35
石川 129.69 39.30 59.96
福井 134.86 40.87 58.00
山梨 122.92 37.25 61.99
長野 123.16 37.32 64.60
岐阜 124.87 37.84 64.15
静岡 121.90 36.94 65.91
愛知 125.52 38.04 68.20
三重 122.78 37.21 65.21
滋賀 122.04 36.98 59.68
京都 115.65 35.05 61.05
大阪 118.25 35.83 61.08
兵庫 121.00 36.67 61.76
奈良 123.86 37.53 60.94
和歌山 118.84 36.01 59.02
鳥取 121.47 36.81 59.55
島根 121.31 36.76 60.62
岡山 118.93 36.04 65.62
広島 119.71 36.27 63.41
山口 114.84 34.80 61.96
徳島 121.90 36.94 55.99
香川 121.60 36.85 60.25
愛媛 116.88 35.42 56.86
高知 116.28 35.24 60.63
福岡 120.47 36.51 60.44
佐賀 122.00 36.97 59.31
長崎 116.13 35.19 56.62
熊本 114.03 34.56 57.37
大分 119.08 36.08 58.04
宮崎 115.92 35.13 52.66
鹿児島 110.49 33.48 56.96
沖縄 116.70 35.36

69.76

 住宅着工統計2017年版調べ(https://www.e-stat.go.jp/

上記の表は、2017年の住宅着工統計より抜粋した数値です。全国平均を出しても、平均床面積は121.24㎡、平均坪数は36.74坪、平均坪単価は61.22坪という結果になっています。こちらの数値から言えることは、「大きく平均値は変わらない」ということです。

北海道をとっても、各市区町村で売買されている土地の大きさや価格は違います。函館エリアでも市内と郊外で土地の大きさや価格は違いますよね。土地の形状によっても、家の仕様をどのようにして総額をどのくらいにするかということで坪単価は変わってきます。

また、前述したとおりハウスメーカーや工務店によって使用する建材設備や構造・工法も変わってきますし、本体価格にどこまで含んでいるかでも坪単価は変わってきます。

なので、見た目の金額が「高いなー」と思っても、一度は気になるハウスメーカーに問合せをして家づくり相談をしてみることをおすすめします。

まとめ

今回は、よく聞く「坪単価」についてお伝えしました。

①そもそも坪単価って何?

②坪単価を見る際の注意点

③地域別の坪単価について

大きく3つの項目でご説明しました。坪単価は家づくりを進めていく上で、「おおよそどのくらいの建物が建つのか」という参考程度の数値として捉えてください。

ただ、坪単価が安いからこの工務店に決めた!というような安易な考えだと家づくりが失敗してしまう可能性がありますのでご注意ください。

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